なに?支払いが「手形」!?「不渡り」の恐怖と「でんさい」という救世主

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ここで学べる学習用語:手形、約束手形、為替手形、手形の振出、裏書、手形割引、手形の抗弁、小切手、不渡り、電子記録債権(でんさい)


第49回: 支払い「手形」!?不渡りの恐怖と「でんさい」という救世主

スタートアップの資金繰りは常に綱渡りだ。前回、俺は神崎さんと「譲渡担保」なんていう聞き慣れない言葉を学び、資金調達の選択肢の多さに驚いたばかり。おかげで大口の契約も取れて、ビジラボは順調に成長しているはずだった。だが、そこに待ち受けていたのは、思わぬ形で突きつけられた「昔ながらの支払い方法」だった。俺は、その古めかしい言葉が、会社にとって致命的なリスクになりうるとは、夢にも思っていなかったんだ。


1. 「手形払い」なんて今どき!?成長の裏に潜む古き悪魔

「社長、新しい取引先のエムテックさんから、初回支払いを手形にしたいって連絡が来てます」

経理の斉藤さんの声に、俺は思わず眉をひそめた。エムテックは、俺たちが開発したAI解析システムの導入を検討している大口顧客で、何としても獲得したかった案件だ。交渉の結果、なんとか受注に成功し、これでビジラボの基盤も一層固まるはずだった。だが、「手形」という言葉に、俺の脳内には古めかしい白黒映画のようなイメージが広がった。

「手形? 今どきですか? それって、時代劇とかに出てくるやつですよね?」

俺の素直な疑問に、斉藤さんは呆れたような顔でため息をついた。

「ええ、まあ。正確には小切手とかもそうですが、今はほとんど使われなくなりましたね。現金振り込みか、口座振替が主流です。うちも基本は現金払いでお願いしているので、正直困るんですが…」

困る、と言われても、エムテックさんは大口だ。ここで支払いの形式でゴネて、案件自体が流れるのは絶対に避けたい。

「いやいや、困るって言っても、現金払いじゃないだけでしょ? 別に払ってくれるなら、形式なんてどうでも良くないっすか? きっと向こうも、キャッシュフローの都合とか、色々あるんでしょ」

俺はいつもの楽観的な思考で、軽く流そうとした。エムテックの担当者も「手形なら、うちも信用はありますし、問題ないですよ」とやけに自信満々に言っていた。きっと慣習なんだろう。

「社長、『手形』はただの支払い形式ではありません。法的なリスクを伴います」

斉藤さんは厳しい表情で、普段あまり見せない強い口調で言った。そのただならぬ雰囲気に、俺は少しずつ不安を覚えた。

「り、リスクって? まさか、あの紙切れが偽物とか…?」

「偽造のリスクもゼロではありませんが、もっと怖いのは『不渡り』です」

「ふ、不渡り?」

初めて聞く言葉だった。しかし、その響きには何となく不穏な響きがあった。

「簡単に言えば、手形を決済期日までに銀行に持っていっても、お金がないから払ってもらえない、ということです」

斉藤さんの説明はシンプルだったが、俺の頭の中は真っ白になった。 金を払ってもらえない? せっかくの売上が? そんな馬鹿な。

「え、そんなことになったら、うちの売上が吹っ飛ぶじゃないですか! それって、どうなるんすか? その取引先に請求すればいいだけですよね?」

俺は必死に反論しようとするが、斉藤さんの表情は依然として険しい。

「もちろん請求はできますが、相手にお金がないから不渡りになるんです。回収が困難になる可能性が高い。しかも、不渡りを出した会社は、社会的な信用を失い、最悪の場合、倒産に追い込まれることもあります」

倒産…。その言葉は、俺の頭の中に冷水を浴びせた。 まさか、手形という古い支払い方法が、ビジラボの命運を左右するほどの爆弾になりうるとは。 俺は一気に青ざめた。エムテックの担当者が自信満々に言っていた「手形なら問題ない」という言葉が、今となっては薄ら寒い冗談のように聞こえた。 このまま無知なまま受け入れたら、ビジラボは、俺は、とんでもない落とし穴に落ちてしまうんじゃないか──。

2. 神崎メンター、現代のサムライを救う一閃

俺の絶望的な顔を見て、斉藤さんはため息をつきつつ、スマホを取り出した。

「社長、ここは神崎さんに相談しましょう。手形や小切手、それに最近主流になりつつある『でんさい』についても、一度きちんと学ぶべきです」

「神崎さん…! お願いします!」

藁にもすがる思いで、俺は神崎さんに連絡を取った。 数分後、インキュベーションオフィスの共有スペースに現れた神崎さんは、いつものように冷静沈着だった。俺は、エムテックからの手形払いの打診と、斉藤さんから聞いた「不渡り」の恐怖について、まくし立てるように説明した。

「なるほど。青木さん、また『知らない』が故のパニックですね」

神崎さんの言葉は、優しさよりも厳しさが勝っていた。

「うっ…すみません。でも、本当に怖くて。売上が紙切れになるなんて、そんなこと、俺には考えられなかったです!」

俺の横で、若手エンジニアの田中が顔をしかめていた。

「手形ですか…僕も詳しいことは知りませんけど、なんかトラブルの元になりそうなイメージしかないです」

田中もまた、俺と同じく手形については全くの素人だった。まさに読者と同じ視点だ。

「良い疑問です、田中さん。青木さんも、その漠然とした不安を放置してはいけません。ビジネスにおいて、決済手段は血液のようなもの。それが滞れば、会社は死に至ります」

神崎さんは、俺たちを真っ直ぐ見据えた。

「青木さん。決済手段には様々なものがあります。現金、預金振込、クレジットカード。そして、今回エムテックさんが提示した『手形』や『小切手』も、その一つです」

神崎さんは、共有スペースのホワイトボードを指差した。そこには、すでに「手形」「小切手」「不渡り」「でんさい」という言葉が、流れるような字で書かれていた。まるで、俺たちが知るべき世界の全体図を、神崎さんが今から見せてくれるかのようだった。

「これらの決済手段は、それぞれメリットとデメリット、そして法的な特性を持っています。特に『手形』は、その特性ゆえに『不渡り』というリスクを内包するのです」

俺は唾をゴクリと飲み込んだ。神崎さんの言葉は、まるで法廷で裁きを待つ被告人に言い渡される判決のように重く響いた。

3. 神崎の法務レクチャー:伝統的決済手段の光と影

【神崎の法務レクチャー】

「青木さん、斉藤さん、田中さん。まず、『手形』と『小切手』の基本的な仕組みから説明しましょう。これらは、簡単に言えば『将来の支払いを約束する証券』です。法律上の正確な定義は、それぞれ『手形法』『小切手法』という特別な法律で定められています」

「え、それぞれ法律があるんすか!? その時点で複雑そう…」と俺が呟く。

「ええ。まず、手形には大きく分けて二種類あります。『約束手形』と『為替手形』です」

【神崎の補足解説】約束手形(やくそくてがた)とは?

振出人(手形を作成した人)が、受取人(手形を受け取った人)に対し、将来の一定期日(支払期日)に一定の金額を支払うことを約束する証券です。一般的なイメージの手形は、この約束手形を指すことが多いです。ビジラボのようなスタートアップが商品やサービスの代金を受け取る際に使われるのは、ほとんどが約束手形でしょう。

「つまり、エムテックさんがビジラボに渡そうとしているのは、たぶんこの『約束手形』ですね。『◯月◯日に△△円を支払います』という約束が書かれた紙切れ、というわけです」

「紙切れ、かあ…」

「そうです。しかし、この『紙切れ』には法的な強い力があります。手形は、その『記載された内容』だけで権利が動く、非常に形式的な有価証券です。裏面に名前を書いて他人に渡すことで、簡単に譲渡(『裏書(うらがき)』と言います)できるのも特徴です」

「裏書? じゃあ、ビジラボがエムテックさんから手形を受け取って、それを別の仕入れ業者への支払いに使ったりできるってことですか?」と斉藤さんが尋ねる。

「まさにその通りです。その仕入れ業者は、さらに別の業者に裏書譲渡することも可能です。手形は、流通性が非常に高いのですね。そのおかげで、支払い期日まで資金が手元になくても、手形を担保にお金を借りたり(『手形割引』と言います)、支払いに使ったりできる。これは、企業にとって一種の資金繰り手段だったのです」

「へぇ、それは便利っすね! じゃあ、不渡りのリスクはあっても、メリットもあるってことですか?」

「かつてはそうでした。しかし、その裏には常に『不渡り』のリスクが付きまといます。では、次に『小切手』と『為替手形』について」

【神崎の補足解説】小切手(こぎって)とは?

振出人が銀行などの支払人に対し、受取人またはその指図人(裏書された者)に一定の金額を支払うよう委託する証券です。手形と異なり、基本的に提示されたらすぐに支払われる(支払期日の概念がない)点が特徴です。小切手を受け取った人は、金融機関に持っていけばすぐに現金化できます。

【神崎の補足解説】為替手形(かわせてがた)とは?

振出人(手形を作成した人)が、第三者である支払人に対し、受取人に一定の金額を支払うよう委託する証券です。約束手形が二者間(振出人⇔受取人)の約束であるのに対し、為替手形は三者間(振出人→支払人→受取人)の取引で使われます。輸入取引などでよく用いられますが、国内の商取引ではあまり見かけません。

「小切手はすぐに現金化できるのは便利そうですね。でも、手形と同じで不渡りがあるんですか?」と田中が尋ねる。

「はい、小切手にも不渡りはあります。銀行口座に残高がなければ、支払いはできませんからね。そして、問題の『不渡り』です」

【神崎の補足解説】不渡り(ふわたり)とは?

手形や小切手が、支払期日(または提示期間内)に金融機関に提示されたにもかかわらず、支払いが拒絶されることを指します。残高不足や、振出人の破産・倒産などが主な原因です。銀行に持ち込まれた手形が支払われなかった場合、最初の不渡りを出してから6ヶ月以内に再び不渡りを出すと、「銀行取引停止処分」となり、原則2年間、当座預金や貸出取引ができません。これは事実上の倒産宣告に等しく、企業にとって『死刑宣告』にもなり得ます。

「最初の不渡りから6ヶ月以内に二度目を出したら、もう終わりってことですか!?」

俺は震えた声で聞いた。これはとんでもないリスクだ。エムテックがもし倒産寸前だったら、ビジラボの売上が丸ごと吹っ飛ぶ上に、回収の見込みもほぼないということになる。

「そうです。企業にとって、不渡り、特に『銀行取引停止処分』は致命的です。信用が失われ、資金調達も難しくなり、取引先も離れていく。まさに、企業としての生命線が断たれることになります」

神崎さんの言葉に、俺は全身から血の気が引くのを感じた。俺の無知が、ビジラボを破滅に導くところだったんだ。

「じゃあ、手形を受け取った側、つまりビジラボが不渡りを踏んだ場合、どうすればいいんですか?」

斉藤さんが現実的な質問を投げかける。

「まずは、不渡りを出した振出人に対し、手形債権者として支払い請求を行うことになります。しかし、既に申し上げた通り、支払能力がないから不渡りになるケースがほとんどです。その場合、法的手段として『手形訴訟』を提起することになりますが、これは時間も費用もかかりますし、回収できる保証はありません。また、手形には『手形抗弁』という特別なルールもありますが、ここでは割愛します」

「うわ…やっぱり怖い…」と田中が怯える。

「手形や小切手は、確かに便利な決済手段でしたが、その流通性と引き換えに、不渡りリスクという大きなデメリットを抱えていました。そこで、このリスクを軽減し、現代の商取引に適合するために登場したのが、『電子記録債権』、通称『でんさい』です」

【神崎の補足解説】電子記録債権(でんさい)とは?

手形・小切手のような紙媒体ではなく、電子データとして記録される新しいタイプの債権です。平成20年に施行された「電子記録債権法」に基づき、金融機関が設立した電子債権記録機関(全銀電子債権ネットワーク)で管理されます。手形と似た性質を持ちますが、紙の手形が抱えていたデメリット(紛失・盗難リスク、印紙税、厳格な形式要件、不渡りリスクなど)を解消するために導入されました。

「でんさい、ですか。それは何が違うんですか?」

「最大のメリットは、紙媒体ではないため、紛失や盗難のリスクがないこと。そして、手形には一枚ごとに数千円の印紙税がかかりますが、でんさいには不要です。さらに、一番のポイントは『不渡りリスクの低減』です」

「不渡りリスクが低減? どういうことですか?」

「でんさいも、もちろん振出人の口座に残高がなければ支払われません。しかし、でんさいネットワークでは、債権の発生から譲渡、支払いまでが全て電子記録され、取引の透明性が高まります。また、記録機関が間に入ることにより、より安全性が確保されやすい仕組みになっています。何より、でんさいは部分譲渡が可能など、手形にはない柔軟性も持ち合わせています」

「なるほど! じゃあ、エムテックさんには、手形じゃなくて『でんさい』での支払いをお願いすればいいってことですね!」

俺は少し光が見えた気がした。

「それは良い提案です、青木さん。ただ、でんさいは利用者が年々増えているとはいえ、まだ全ての企業が対応しているわけではありません。特に中小企業や古くからの企業の中には、まだでんさいのシステムを導入していないところもあります。相手の対応状況を確認し、もしでんさいが難しい場合は、現金振込を交渉するのが最も安全でしょう」

神崎さんは冷静に付け加えた。

「手形は、戦後の日本経済を支えた重要な決済手段でした。しかし、その裏で多くの企業が不渡りに泣いてきたのも事実です。現代のビジネス環境においては、そのメリットよりもリスクの方がはるかに大きいと考えるべきでしょう。決済手段の選択は、会社の未来を左右する重大な経営判断なのです」

4. 青木の理解と葛藤:紙切れ一枚の重みを知る

神崎さんの解説は、俺の頭の中に新しい地図を描いてくれたようだった。これまで漠然としか知らなかった「支払い」という行為に、こんなにも奥深く、そして恐ろしい「法」のルールが潜んでいたとは。

「神崎さん…要は、こういうことっすよね?」

俺はホワイトボードの前に立ち、頭の中を整理しながら口を開いた。

「『手形』は、支払い期日まで時間稼ぎができるし、裏書で他の支払いに充てることもできて、一見便利。でも、それはあくまで『約束』であって、相手にお金がなければ『不渡り』になって、こっちの売上が消える。しかも、不渡りを出した会社は、事実上の死刑宣告を受けるくらい社会的に終わる、と」

俺はそこまで言って、ホワイトボードに書かれた「不渡り」の文字を指差した。

「そして、この『不渡り』のリスクを限りなくゼロに近づけて、もっと安全で便利なのが、電子データの『でんさい』。だから、今どき手形払いを求めてくる相手には、安易に応じちゃいけないし、もし応じるなら相手の信用力を徹底的に調べろ、ってことっすよね?」

俺は神崎さんの顔を伺った。完璧な理解には程遠いかもしれないが、少なくとも「手形=危ない」という認識と、その具体的な理由、そして代替案までは把握できたはずだ。

神崎さんは少しだけ口元を緩めた。 「その認識で、差し支えありません。特に重要なのは、『安易に応じない』という部分と、『相手の信用力を徹底的に調べる』という点です。手形を受け取るということは、その会社の信用を自社が負うのと同じリスクを背負うことにもなりかねません。以前、『債権譲渡』の話をしましたね。あの時も、相手の信用が重要だという話をしました。決済手段においても、それは全く同じです」

「うっ…債権譲渡! そうだ、第31回で学んだのに、全然活かせてねぇ…!」

俺は自分の学習の積み重ねがまだ不十分であることに改めて気づかされた。学ぶたびに新たな知識が増える一方で、過去の知識が抜け落ちてしまう。しかし、神崎さんがこうして「繋がっている」ことを指摘してくれるおかげで、俺の脳内に法務の知識が少しずつ定着していくのを感じる。

「はい、青木さん。学びは連続しています。これからのビジネスでは、知識がなければ足元をすくわれることになりますよ。エムテックさんとの件、どうしますか?」

神崎さんの問いに、俺は一度冷静になった。感情に流されて「大口だから」と安易に手形を受け入れていたら、ビジラボは今頃大きなリスクを抱え込んでいたかもしれない。いや、知らなかったらそれがリスクだとも気づかなかっただろう。

「俺は…エムテックさんには、まず『でんさい』での支払いをお願いします。もし難しければ、現金振込での分割払いや、支払いサイトの交渉をさせてもらいます。手形は…基本的に受け取りません!」

俺は力強く宣言した。安易な妥協はしない。ビジラボの未来のためだ。

5. 危機回避と新たな決済戦略への第一歩

エムテックさんとの交渉は、正直言って胃が痛くなるものだった。先方は「手形じゃないと厳しい」の一点張りで、俺も「いや、うちはでんさいか現金でしか…」と譲らない。最終的には、斉藤さんが「当社の今後の成長と安定的な取引継続のため、ご理解いただきたく…」と粘り強く説得してくれた結果、エムテックさんも渋々ながら現金振込での分割払いに応じてくれた。

「社長、今回は危ないところでしたね」

斉藤さんがホッと息をつく。俺も心から同意した。

「本当に助かったよ、斉藤さん。神崎さんも、マジでありがとうございます。まさか、支払い方法一つで会社が傾く可能性があるなんて、想像もしてなかった」

「法律を知らないことは、地図もコンパスも持たずに嵐の海へ出航するのと同じです。あなたの情熱という『船』を沈めないために、私たちは『法』という航海術を学ぶのです」

神崎さんの言葉が、俺の心に深く刺さった。俺は、まだまだ嵐の海に出たばかりの未熟な船長だ。だが、神崎さんという羅針盤と、斉藤さんという有能な航海士がいれば、きっとこの海を渡りきれる。

手形という古き悪魔から身を守り、でんさいという新しい決済手段の存在を知った今回。俺はまた一つ、経営者として、ビジラボを守るための重要な知識を手に入れたのだった。法務、マジでヤバいけど、やるしかねぇ…。


2. 記事のまとめ (Summary & Review)

📚 今回の学び(神崎メンターの総括)

  • [学習ポイント1]: 手形・小切手は流通性の高い有価証券だが、不渡りリスクがある。 特に「銀行取引停止処分」は企業にとって致命的であり、現代のビジネスにおいては慎重な取り扱いが求められます。

  • [学習ポイント2]: 「不渡り」は企業の信用を失墜させ、事実上の倒産に追い込む。 手形を受け取る際は、相手の信用情報を徹底的に確認し、リスクを負わないための交渉が不可欠です。

  • [学習ポイント3]: 「電子記録債権(でんさい)」は、手形・小切手のデメリットを解消する新しい決済手段。 紛失・盗難リスクがなく、印紙税も不要、不渡りリスクも低減されるため、可能な限りでんさいの利用を検討すべきです。

今週のリーガルマインド(神崎の教訓) 「決済手段は、会社の血管を流れる血液です。その流れが滞れば、会社はたちまち生命の危機に瀕します。古き良き慣習にも、現代のリスク管理の視点から疑問を呈する勇気を持ちなさい。」

💭 青木の気づき(俺の学び)

  • 「支払い方法なんてどうでもいい」って思ってたけど、それが会社の命取りになるなんて、マジで知らなかった。売上が紙切れになるって、本当に恐ろしい。

  • 「手形」って言葉だけ知ってて、中身を知らなかった自分が恥ずかしい。これからは、知らない言葉が出てきたら、すぐに神崎さんに聞くか、自分で調べる癖をつけよう。

  • 「でんさい」みたいに、リスクを減らすための新しい仕組みがあるのに、古い方法に固執するのはバカらしい。常に新しい情報をキャッチアップして、ビジラボを守る最強の決済戦略を立てないとダメだ。


3. 次回予告 (Next Episode)

無事に大口契約の支払い方法を現金振込にこぎつけ、ホッと胸をなで下ろした俺。これでビジラボは安泰だ…と、思ったのも束の間、神崎さんから「青木さん、ここで一度、あなたの法務知識を試させてもらいます」と、まさかの「抜き打ちテスト」を宣告された。 「ええ!? テスト!? マジっすか神崎さん!?」 俺の学んだ知識は、果たして定着しているのだろうか。これまで直面してきた様々なトラブル、そして神崎さんのレクチャーの全てが、今、試されようとしていた──。

次回: 第50回 抜き打ちテスト!【第3章まとめ:事業拡大編】

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